【IT導入補助金】申請までの流れや注意点について解説

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者の生産性向上を目的にITツールなどの導入をサポートする補助金です。

しかし、「補助金申請は申請までの流れが複雑そうで不安・・・」そんな風に思われる方も多くいらっしゃると思います。

そこで本記事では、IT導入補助金の基本、申請の流れ、及び利用時の注意点について、わかりやすく解説します。

IT導入補助金とは？誰が申請できる？

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者の業務効率化やDXをサポートするための補助金です。

こうした業務効率化などへの投資は負担が大きく、着手が難しいですが、IT導入補助金は一定の条件があるものの最大で費用の半額などが補助される点が特徴です。

また、主に中小企業や小規模事業者などを補助の対象としており、要件を満たしている場合は個人事業主の方であっても利用することが可能です。

他にも、従業員数や使用用途などの条件が申し込み枠ごとに異なります。

そのため、申請を行う際は募集枠と自社が利用できるかの条件確認をしっかりと行うようにしましょう。

IT導入補助金の申請の流れ

では、IT導入補助金はどのような流れで申請するのでしょうか。

具体的には下記のような流れで申請を行います。

1.事業理解

公募要領やIT導入補助金のサイトを確認して、IT導入補助金の事業概要について理解しましょう。

募集枠ごとに企業要件や補助金額の上限が異なるため注意が必要です。

誤った募集枠で申請した場合、その募集期間の申請枠は利用できなくなるため、しっかりと確認しましょう。

2.事前準備

次に、IT導入支援事業者と導入したいITツールを選定します。

IT導入補助金では、補助金の交付対象となる支援事業者やITツールを利用することが必要となります。

自社の状況や補助金を通じて行うことなどをもとにどういった事業者やツールを利用するか判断しましょう。

3.交付申請

具体的な事業内容が決定したら、IT導入支援事業者と共に事業計画を策定し、申請します。

必要事項に不備があると採択されなくなってしまうため、事業者と協議を行いながら、必要事項に不備がないか、採択後に事業がしっかりと実施できるかなどをしっかりと確認しましょう。

4.審査及び採択

交付申請後は審査が行われます。

審査は締切後、約1ヶ月程度となっています。

審査の結果、採択されると補助金を受給することができます。

IT導入補助金の申請・利用における注意点

IT導入補助金が実際にもらえるのは、実際の事業が終了して実績報告の審査も完了した後になります。

補助金採択後は事業実施、実施報告、補助金受給の流れで補助金を受給できます。

事業を実施した後に補助金が支給される、建て替えのような形で補助金が支給される形になるため、資金的な余裕が一切ない状態では採択されたとしても実際に事業を行うことは難しくなります。

そのため、実際の受給日までの一定程度の資金的な余裕があるかを確認してから、申請を行いましょう。

補助金・助成金支援は税理士法人しんかわ会計にご相談ください

税理士法人しんかわ会計では、補助金・助成金に詳しい税理士が在籍しております。

IT導入補助金について事業計画を相談したい、自社で利用できるIT導入補助金の募集枠について相談したい、IT導入補助金による税務申告への影響について相談したいなど補助金について気になることや疑問点がある方はお気軽に一度ご相談ください。